2012年10月10日水曜日

"探求〟野球道を考える 第4回

若人の無限の可能性を引き出すために   桑田真澄氏

武士道精神を転換し、スポーツマンシップへ


 第四回目は、コーチのみなさんが若い選手を育成する時に必要な指導理念について、書きたいと思います。

 これまでお伝えしてきたとおり、僕は少年時代から「精神野球」「根性野球」と呼ばれる価値観の中で野球をしてきました。指導者や先輩からの体罰は当たり前だったし、チームメイトがエラーした時には連帯責任を取らされました。高校時代は予選から甲子園大会まで連投が続きましたし、プロに入ってからもコーチと異なる意見を言ったら露骨に嫌な顔をされました。

 プロ野球生活の最後の2年間はアメリカでプレーする幸運に恵まれました。僕は少年野球の頃から猛練習の世界で育ち、その価値観に反発しながら生きてきました。ですからアメリカの野球には大きな期待と憧れを抱いて春季キャンプに臨みました。ところがパイレーツの施設で数週間キャンプを過ごした時、僕の心の中でそれまでにない新たな価値観が芽生えました。それは「日本とアメリカの野球のどちらにも長所と短所がある」ということです。

 アメリカの野球の魅力は、何といっても体格に恵まれた選手たちがシンプルにパワーをぶつけ合う姿にあります。ファンの人たちもホームランや剛速球を楽しみに球場へ足を運びます。その反面、野球を通じての(あるいは「仕事を通じて」と言い換えることができるかもしれません)人間性を磨こうとする選手はほとんどいません。打てなければ平気でバットを折りゴミ箱に捨ててしまうし、中にはグラブを蹴飛ばして遊ぶ選手や座布団にしてグランドでおしゃべりをしている選手もいました。

 アメリカに行くまでの僕は「日本野球界に蔓延している根性野球は直さなければ」と一方的に思い込んでいました。ところがアメリカの野球の表と裏を目のあたりにしたことで、日本の野球ならではの長所に気づくことができたのです。すなわち、日本人選手の小技や連係プレーが世界一のれべるだったり、挨拶や道具を大切にすることは素晴らしい。そして、その価値観は少年野球の頃から「野球道」の一環として教育されているという現実です。

 もちろん、根性野球の代償として長時間練習で若い選手が故障したり、絶対服従を強いられて思考停止陥ってしまうのは重大な問題です。しかし、日本の野球界の長所や短所が同じ価値観に端を発している以上、短所を直そうとしたら肝心の長所まで打ち消されてしまうのでしょう。

 そこで、23年間の現役生活を終えて「野球界に恩返しをしたい」と思った時、僕は「日本の野球界の伝統である『野球道』について勉強しよう」「現在野球を取り巻く環境に合わせて『野球道』を再定義しよう」と決意しました。

 引退後、入学した早稲田大学大学院では、当初から試行錯誤の連続でしたが(首や背中など現役時代とは全く違う部位が筋肉痛になりました)、先生方やクラスメイト、そして現役時代の仲間や野球界の後輩たちがアンケート調査に協力してくれたおかげで、無事に修士論文を提出することができました。ここでその論文の一部を抜粋して、僕が考える日本の野球界のあるべき指導理念についてお伝えしたいと思います。

 戦後の日本の野球界は「武士道精神」のもとで、「練習量の重視」「精神の鍛練」「絶対服従」という価値観が普及しました。この価値観を提唱したのは早大野球部監督を飛田穂洲先生です。飛田先生は監督を引退して評論活動をしていた戦時中、統制を強める政府や軍部から野球を守るために「野球は強い兵隊を養成するのに有効である」という理論を唱えました。(実際には、監督時代の飛田先生は練習と勉強のバランスを図るなど、合理的な野球部運営を実践していました。)ところが、終戦後に兵役から戻った人材が指導者、先輩選手、審判などの立場で旧日本軍の悪弊を持ち込んだ結果、戦後になっても野球界では「武士道精神」が助長されました(飛田先生の真意とは異なるという見解から、僕は「誤解された野球道」と呼んでいます)。


 それに対して、僕は現在の野球界を取り巻く環境に合う指導理念を次のように考えています。
 若い世代に受け入れられるよう、「武士道精神」は「スポーツマンシップ」としたうえで「練習量
の重視」を「サイエンス」、「精神の鍛練」を「バランス」、「絶対服従」を「リスペクト」という価値観に置きかえます。


 「サイエンス」とはスポーツ医科学の知見を活かして、若い選手の競技力が向上するよう合理的な考え方で野球に取り組む姿勢を意味します。コーチのみなさんには練習中の水分補給や投球後のアイシングにとどまらず、人間工学に基づいた投球フォーム、人間の集中力に合わせた練習時間、さらには温暖化に対応して熱中症や脱水症状の応急処置も学んでほしいと思います。

 「バランス」とは優れた野球選手を育成するために、相反する二つの価値観を状況に合わせて判断する感性を意味します。練習・栄養補給・休息のバランス、野球・勉強・遊びのバランス、リーダーシップと個人の能力、集中と俯瞰、闘争心と相手の観察など、正念場で結果を出せるチームを作るためには選手一人ひとりが自立し、主体的に行動する能力が求められます。こうした力を養うためには、コーチのみなさんは一方的な指導をするのではなく、たとえ失敗することがあっても若い選手が自分で考え、行動し、その結果を次に生かす機会を与えてほしいと思います。

 「リスペクト」とは他人と自分を尊重する価値観を意味します。勝者と敗者がはっきり分かれるスポーツだからこそ、若い選手には相手チーム、審判、観客、コーチ、チームメイト、そして自分自身を尊重する態度を身につけてほしいと思います。

 こうした考え方が日本全国の指導の現場ですぐに根付くとは思っていません。先月行われたロンドン五輪でも無気力試合、相手国を侮辱する行為、メダルを獲得しても喜べない選手がいたように、頂点を目指すようなレベルの選手ですらスポーツマンシップを発揮するのは難しいことなのです。しかしながら、若い選手たちの無限の可能性を引き出すという役割を担っているコーチのみなさんだからこそ、目先の勝敗の向こうにある高い目標にチャレンジしていただきたいと願っています。

 野球が五輪種目から外され、なでしこジャパンの活躍もあってサッカー人気が凄かったですね。
 野球人として、危機感を抱いているのは僕だけでしょうか…。

2012年10月6日土曜日

全道大会1

新十津川に移動しふるさと球場にて対戦相手の視察に来ました

ちょっと寒い

2012年10月4日木曜日

受け継がれるもの


このバットは自分が今から15年前ぐらいに社会人になり自分のお金で買ったマイバットです。
当時はかなり高い買い物だった記憶があります。

このバットのおかげでヒットやホームラン(もちろんランニングですが)、優勝経験など沢山打たせてもらいました。

トップバランスの上、重量感もあるので扱いづらくなり今は使わなくなりました。
そんなバットも捨てられずメモリアルとして残していましたが、今年に入ってマイバットを欲しがる長男に譲りました。

その時に魂が甦ったのか練習や試合の打撃を見ていると打球の質に変化が見られるようになりました。バットも必要とされる持ち主を探していたのかもしれませんね。

打撃はバットではないといいますが、自分のパフォーマンスを上げるという視点からはバットにはこだわって欲しいですが物が溢れている時代の中、親子で1本のバットを使って繋がることはバットが忘れかけている大事なことを伝えてくれている気がします。

現在はグリップも新しくなり装いも新たに全道大会で快音を響かせてくれること今から楽しみです。

バットは球を打ったら、四死球だったら用無しだから投げ捨てる、打席に入る前はバット頼み。
そんな扱いはおかしい

2012年9月22日土曜日

バッティングセンターOPEN


東藻琴に新しくバッティングセンターが出来ました。
7月にオープンしたそうです。

19日にお邪魔しました。
ご主人も野球好きで地元でプレーしています。
息子さんは野球留学のためなんと青森山田の付属中学校に通っているそうです。

ゲージは4台あり、80キロ、100キロ、130キロの計3台と80キロから120キロまでのマルチが1台です。
マルチは実戦同様球種が不規則に投球されます。
1PLAY15球100円ととてもリーズナブルです。

高低も調整出来て、マルチでは電光で投手モーションが表示されタイミングが取りやすくなっています。

マシンはアーム式です。
注意は距離が12mほどなので130キロはスピードが速いためテイクバックからステップする間にもう球が来ていますので実戦的にとらえることは難しいと思います。目的を持ってやらないとフォームが崩れてしまいますよ。

遠軽の某センターより距離も近いし、値段も安いし、投球の精度も高いのが印象です。






お店の情報は下記を参考にして下さい。↓

バッティングセンター 「Full Swing フルスイング」

大空町東藻琴中央区316-8

TEL 0152-66-2008

朝10時から 夜9時まで営業

月曜日定休

2012年9月21日金曜日


今年のベースボールキャンプin埼玉で南三陸町・星さん(スタッフ)と再会しました。
震災後の支援用野球用品のお礼を頂きました。
中でも留辺蘂ジャッカルズからの寄せ書きと女満別高校野球部マネージャーからの手紙のことを印象強くおっしゃっていました。

上の画像は津波の被害に遭い、自宅に行って見ると一番最初に目に飛び込んで来たのがこのグローブでガレキの上にポツンと泥まみれになってあったそうです。
佐藤さんが一番大切にしていたグローブをプレゼントされたそうです。

泥まみれのグローブを持ち帰り、日陰に乾し磨いたらピカピカになったそうです。
震災前はもっと輝いていたそうで生き抜くために輝きを失ったのかもしれません。
「このグローブが私にとっての復活そして復興へのスタート(きっかけ)だと感じてます」
そう星さんは語っています。

このグローブ生きているような気がして手を中に入れることは出来ませんでした。


2012年9月8日土曜日

ピノキオ


劇団カッパ座のテーマでもある劇の前に唱和する三つの合言葉

「やくそくをまもろう」
 社会生活は、約束によって構成されています。従って、約束を守るということは、社会人としての 基本的な姿勢であり、すべての倫理は、約束を守る(ルールを守る)ことにあるといっても過言ではないでしょう。

 
「なかよくしよう」
 社会の平和・世界の平和という理想を実現するために不可欠なものは、人と仲良くすることではないでしょうか。全ては仲良くするという基準で考えれば、多少の対立点は超えることができるのでは、ないでしょうか。

「あいさつしよう」
 挨拶は、人間関係の基本であるだけでなく、自分から挨拶をする習慣を身につければ自分の心を表現する力がつき、誰からも好感をもって迎えれる人間になれると信じています。

子どもは、純真ですから「やくそくをまもろう」「なかよくしよう」「あいさつしよう」を大きな声で唱和し、繰り返し学習することにより、社会生活ルールを守ること、人と強調すること、良き人間関係を築くことの大切さを受け止め、そうなろうと自然に考えることのできる人間になってくれると。

全ての子ども達に夢と希望を伝えるため
日々の生活の中で夢をもつこと、感謝の心を忘れないこと

末っ子と一緒に初めて等身大ぬいぐるみ人形劇団を観覧しました。
開演前はバトンの発表があり幼少、小学生、中高校生の3部構成で3曲を披露してくれました。
失敗もありましたが表情に出さず最後まで素晴らしい笑顔で演技してくれました。
そこに叱責や罵声はなく、いつの間にか手拍子が始まり観客との一体感が生まれました。
子供達は良い環境で演技が出来たのではないかと思います。


ピノキオストーリーですが…
人形作りの名人ゼペットさんは、不思議な丸太と出会います。家に持ち帰り、さっそく人形を作り始めます。

出来上がった人形の名前は、”ピノキオ”。女神様に心を吹き込まれると、まるで人間の様…。子どものいないゼペットさんは、自分の息子として大切に育てました。ピノキオは、ゼペットさんと学校に行く約束をし、向かう途中キツネと猫に出会い、学校より楽しいというサーカスに誘われるまま出かけてしまいます。ゼペットさんとの約束も忘れ…。

サーカスでは、大スターピノキオの誕生です。喜んだサーカスの親方は、金貨を渡します。ピノキオは、金貨が沢山あれば、好きな事に使え、ゼペットさんも喜ぶと思いました。そんなピノキオの心の隙にキツネと猫が付け入り、まんまと騙されてしまいます。一人ぼっちになったピノキオ。そこへ女神様が現れ、どうしたの?と聞きます。ピノキオは、次々に嘘をつき、鼻はそのたびに伸びていきます。嘘をつくことの愚かさを女神さまに教えられ反省するピノキオ。

一方、ピノキオを探しに行ったゼペットさんは、鯨にのまれてしまっていました。それを知ったピノキオは勇気を出して救いにいきます。

どんな時でも、正しいことを選択することができる人になって欲しいと願い、子ども達に優しく問いかけた作品です。


子供たちの輝く瞳には、夢があります。未来があります。その眼を大きく成長させるお手伝いが、少しでもできたら…。

野球においても子供たちを囲む環境がとても重要です。
大人の役割で子供たちがのびのびとプレーし成長出来るようなって欲しい。
3つの合言葉を野球に例えるとルール、チームワーク、挨拶(声出し)に通じます。
野球を通じて社会に飛び込む前に学ぶこと、指導者や親はそれを伝えていかなければならない役割があると思います。

今日自分が一番学んだ様な気が…

2012年9月1日土曜日

滝上遠征

滝上町でオホーツク秋季中学校野球大会の1回戦を行いました

相手は小清水中
顧問の先生が不在の中、1年ぶりに采配を執りました

結果は3-0
子供たちのおかげで勝つことが出来ました

サインも不慣れで上手く伝わらなかったと思います

個人的に試合をリードしながら2年生を全員出すことが出来たのがなりよりです

ホント行きも帰りも元気

引率の校長先生、遠い中父兄の皆さんの応援ありがとうございます
明日は全員揃いますのでまた応援よろしくお願いします