2017年6月29日木曜日

球児の息子の未来を変える提言


もっと前に出会いたかった1冊です。
ぜひ、現役高校生の親、中学生以下の球児の親御さんに読んで欲しいです。

うちの子は勉強なんていいから、なにがなんでもプロ野球選手になるんだ!
という熱い気持ちをもった大人は見ない方がいいと思います。( ´艸`)


レギュラーになってほしい、
甲子園に出場してほしい、
野球で有名大学に行ってほしい、
プロ野球選手になってほしい……

誰もが願う親の「当たり前」と、
野球界の「当たり前」とは
大きなズレがある。

正しいお碗の持ち方を知ってますか?

高校生でもこんな当たり前のことができない人がいるのです。
できなくても直すのは簡単です。正しい持ち方を教えてあげれば、1秒で直せます。

ところが、多くの子供が10年以上その持ち方に慣れてしまっているため多くの子供がもとの持ち方に戻ってしまっている。正しい持ち方に違和感があるため。

字を書く姿勢はおかしくないですか?
その時点でその子は勉強できないことがわかります。
なぜなら、そんな苦しい姿勢のままでは、30分も持たないからです。
この机に向かう姿勢も、教えてあげれば1秒で直すことができます。

野球はスポーツの中でもっとも難しい競技のひとつだと言われています。
そんな難しいことにチャレンジしようというのに、たった1秒で直すことすらできない人が、根気強く取り組めるでしょうか。ちょっと練習したとしても、すぐにそれまでの自分のやり方に戻ってしまうでしょう。

たった1秒でできることすらやらない、やろうとしない人は絶対に伸びません。
それはその子が悪いわけではありません。放置してきた親が悪いのです。
親に根気がないのですから、子供に根気があるはずがありません。

できないのは子供のせいでなく、親のせいなのです。

中学3年生まで楽な方に流れる習慣のついた子供が、高校生になって野球部に入ったからといって、新しいやり方に取り組もうとするでしょうか。根気強くチャレンジするでしょうか。

指導者のせいにする前に、自分を見直してみてください。

親が成長すれば、必ず子供は成長します。

2017年6月27日火曜日

へこたれない力


褒められて育つとへこたれない大人に

先日の道新記事を見た人もいると思います。

子ども時代によく褒められた人ほど、へこたれない大人になる…。
そんな結果が調査で明らかになった。褒めて育てると、自己肯定感も高まるという。

自己肯定感~「自己を肯定する感覚」、つまり「自分は大切な存在だ」と感じる心の感覚です。ですので、自己肯定感が高いと、「自分は大切な存在、価値ある存在だ」と感じている、ということ。

調査は若者の「自己肯定感」「コミュニケーション」「意欲」「へこたれない力」の四つを高めるために必要な体験活動のあり方を探ろうと実施した。

何事にも前向きに取り組みことができたり、失敗しても諦めずに再挑戦できる力などについて最も多かったのは①褒められたり、厳しく叱られたりした経験が多い、次いで②褒められた経験が多く、叱られた経験が少ない。合わせて66.3%。

全体的に褒められた経験が多い子どもほど、へこたれない大人に育ち、多く褒められて多く叱られた経験がある人は、さらに「へこたれない力」が強いことも分かった。褒める人が先生や周囲の人でも同じ傾向だった。

褒められたり、叱られたりした経験が多い子がへこたれない大人になっている背景には、子ども時代に周りの大人が真剣に接し、かまってくれた経験があるのだと思う。自己肯定感も同様の結果が出ており、子どもと向き合うことの大切さが浮き彫りになった。

私たち大人の接し方がとても重要なことが分かります。
ストレス発散のような怒ってばかりの昭和の指導者にならぬよう肝に銘じ、改めて子供たちの成長のために子供の目線に立って、時に手を差し伸べて、失敗を恐れず、その経験を次に生かすように指導教育していきたいと思いました。

2017年6月26日月曜日

分かれ目



白樺ライオンズ主催の野球教室があり、残念ながら雨天のため北光小の体育館をお借りして行いました。

北海道日本ハムファイターズベースボールアカデミーの講師
牧谷 宇佐美さん(旭川実業高)
村田 和哉さん(市立船橋高ー中央大)
両名が指導してくれました。

我がチームは6年生2名、5年生3名の参加でした。

苦労しているお二人だから話す言葉には説得力がありました。

こういう野球教室は必ず講師が選手に質問してきます。
日頃指導していることが選手にちゃんと伝わっているかという指導者に対する評価の場でもあると思います。

ボールの握り、キャッチボールの重要性、バッティングに必要なこと。

講師の指導している内容は年間通して私たちが伝えている内容がほとんどです。
あとは子供たちが理解して受け入れてくれることが大事です。

ですが、講師の話に下を向いたり、違うことに気が向いたりと、

本当に上手くなりたい
プロ野球選手になりたい

残念ながらとてもそうは見えません。

意識の高い子はうなずきながら話を聞いていました。
目が欲してゾーン(夢中)に入っていました。

私たちの時代はそうなかった球団のユニフォームを着た元プロ野球選手からの指導。
本気で思うのであればどんどん他人に構わず聞くべきです。どんどんアピールするべきです。
それが出来ない今の子供たち。もったいない。