2013年12月31日火曜日

今年ももう終わり

歳を重ねるごとに年末年始に実感が沸いてこないですね。

来年はどんな年になるのでしょう。
自分はどれだけ人に影響を与え、また与えられ成長出来るかが楽しみです。

今年は初詣に行こうと思います。

皆さん良いお年を

2013年12月25日水曜日

ヒジには細心の注意を

先日、離断性骨軟骨炎の選手を出してしまいました。
指導者として早く気付いてあげられなかった後悔の念しかありません。

勉強して協力を得られそうなら大きな取り組みをしようかと考えています。
痛みがなくとも進行してしまう。

とても恐ろしい。。。

将来ある子供たちのために。


先日、第1回北海道大学病院スポーツ医学診療センター市民講座「スポーツによるけがの予防と処置~パフォーマンス向上のためのトレーニングとケア~」(共催:北海道日本ハムファイターズ)に参加して来ました。写真はサプライズ訪問の栗山監督です。

日ハムの中垣トレーナーから情報を頂きました。
チームに還元したいと思います。


●小学生のひじは大人と根本的に違う!
多くの野球ひじの患者さんを診ていらっしゃる筑波大学整形外科の馬見塚尚孝先生によると、
ひじのじん帯損傷によって手術が必要になるケースは、
ほぼ100% ジュニア期(小学生~14歳くらい)にひじ痛歴があるとのことです。

14歳くらいまではひじの骨が完全に成長しているわけではなく、
成長軟骨が存在し、成長の途中で成人よりも複雑な構造をしているため、
非常にもろいそうです。

●ジュニア期に痛めたひじをそのままにすると、ずれたまま成長してしまう!
ジュニア期にひじ痛を発症し、十分な治療をしないでいると、
痛みはなくなったとしても、完全に元に戻っているわけではなく、
ずれたまま成長するため、高い確率でひじ痛を再発するそうです。

この、ずれたまま成長してしまうことによって、
将来取り返しのつかないことになってしまう危険性があるのです。

筑波大学野球部のチームドクターもされている馬見塚先生によると、
入学前にひじ痛を経験した選手は、経験していない選手の
30倍の確率でひじ痛を発症するそうです。

これは驚くべき高い数字です。

才能があっても、ひじ痛のために野球を断念する選手が多いのですが、
それを防ぐには、小学生の時にひじに痛みを感じたら、
少しでも早く専門医に診てもらい、
適切な処置をすることが非常に重要だそうです。

しかし、小学生くらいだと選手によっては痛みを大人に伝えない子もいます。

試合に出たいために我慢している場合もあります。

指導者同士が協力して、選手の動きにおかしなことを感じたら、
すぐに選手に確認したり、親と話し合うなど対応できるような体制を、
チームとして整えておくことが必要でしょう。

成長が終わっている自分たち大人の体と、成長の途中である子供の体は、
根本的に違うということを認識した上で、子供たちの指導に当たることが、
何より大切です。

自立を促す

現代の子供達が顔に怪我や傷を負う危険が高まっていると警鐘を鳴らす報道がされました。

普通は、転ぶ時には瞬間的に手で体を防ぐ行動をとり、顔などが地面にぶつかる事を防ぎますが、今の子供たちは手の筋力が弱いために体の重さを手だけで支えきれず結果として顔を地面にぶつけてしまのだと解説していました。

この問題を解決するには、赤ちゃんの時の運動不足が大きく関係していて、本来はハイハイを沢山する事で大きくなった時に必要な手足の筋力が鍛えられるのですが、現代は立ち歩きできるようになるまでの期間がどんどん短くなっており、その分ハイハイで過ごす期間が極端に短くなってしまい大きくなった時に必要な手足の筋力が鍛えられずこのような状況が生まれているらしいです。

お父さんやお母さんを追いかけてはすぐに抱っこをしていませんか?
一見可哀想に思われるかもしれませんが、実は自立を促していて、将来の危険回避能力向上にも残念ながら関係しています。

可愛がり過ぎるのも良くないようです。

2013年12月5日木曜日

環境作りは

大阪市桜宮校の体罰をめぐる自殺からほぼ1年が経過したそうです。
皆さんの記憶はどのくらい鮮明に残っているでしょうか?

現在北海道内の教育現場でも残念ながら依然として体罰はなくなっていないようです。
昨年度の体罰は201件。
高校では109件。このうち部活動中は45件。

教育現場で体罰の禁止が打ち出されたのは明治時代。
1879年の教育令と1947年の学校教育法。
それにもかかわらず、今だ変わらない現状。

「強い選手をつくるためには体罰は必要」
との戦前からの軍事教練の影響が考えられるとのこと。
軍隊用語の「前へ習え」「休め」「回れ右」が体育の授業でも使われているのは、その証。

軍隊で、兵士は理不尽な命令であっても、上官に絶対服従を義務づけられる。
「部活動で指導者は上官、部員は兵士に位置付けられ、体罰も当たり前になった」

経験上、小学生や中学生を指導していても大人の言動が強く、子供達が主張や意見を言えない環境を数多く見て来ました。

「暴力を恐れ、去っていった生徒は、指導者に寄りつきもしない。指導者の耳に入るのは『先生に殴られた、あのときの一発で目が覚めた』などという言葉ばかり。その結果、体罰を必要と考える指導者がいる」

さらに、威圧と恐怖による指導は「人の目を盗む、ずるがしこい人間を育てかねない」
「体罰で高まる選手の緊張感は、その場限りの一時的なもの。叩かれることに慣れれば、エスカレートせざるを得ない」

私の理想は…
・選手同士がたくさんの指示や主張の声が飛び交う雰囲気作り
・個人一人ひとりが考えて行動する
・助け合い、協力し合いながら人間性を向上する