2012年11月20日火曜日

メンタル・コーチング⑥


モノマネは大切な参考書


 子どもにとって最良の参考書。それは、あこがれのアスリートです。
 「あの選手はかっこいいな」「あんなプレーをしてみたいな」……。
 単純なようですが、この憧憬が一流選手への入り口なのです。

 だからこそ、この時期に親として絶対に言ってはならない言葉があります。
それは「無理だよ」「まだ早いよ」というような言葉。子どもが自由な発想で、目標を掲げているのにもかかわらず、大人の価値観と距離感で、この子どもの目標をつぶしてしまっていることが、実はとても多いのです。

 「よし、だったら同じようにできるようにマネしてみようよ」「そうだ、かっこよくなってきたぞ」

 むしろこう言ってあげてください。
 スポーツ好きな子どもにとって、最良の教師である一流のアスリートの動作をみて、子どもはテレビの前で体を動かしたり、公園で実践しようとするでしょう。身のまわりにボールなんかあると、それを投げたり、蹴ったりしてきます。親としては、それに付き合ってあげるだけでよいのです。

 その中で、ボールの扱い方や体の動かし方を自然に学んでいくことでしょう。
子どもがやるマネごとこそ、学びへの第一歩なのです。これは、勉強でも同じです。

 子どものあこがれがたわいもないと感じる部分もあるでしょう。マネしている動作に不要な指導をしてしまいたいかもしれません。でも、ここで大切なことは、自分の子どもの潜在能力を信じてあげることなのです。だからこそ、身勝手な大人の先入観で決めつけをしてはいけないのです

あこがれのアスリートが夢への入り口

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