誰もがやっている、間違いだらけの指導法①
どのようにすれば、子どもが自分自身で適正な目標を見出すことができるのでしょうか。
実は、そのすべてのヒントは、子どもの意思の中に隠されているのです。
たとえばこんな話があります。バッティング・センターで打つ練習をしている2人の小学生。
一人は、親がネット裏から熱心指導をしていて、「ほら、もっと腰をまわすんだよ」とか、「体を開くな」などと指導されています。この場合、この親の指導方法は、その根底から間違っているといえるでしょう。大人だって、腰をまわしながら体を開かない、そんな器用な芸当ができるわけがないからです。
これは、はるか昔に自分が受けた間違った指導法をそのまま言っているだけなのです。
子どもは、親に言われたとおりにやろうとしますから、その指導方法が相反するものであることに気付かずに、一生懸命に親に言われたことを守ろうとします。その結果、体の使い方自体がおかしくなるのです。
そしてもう一人の親は、ネット裏から見ているものの、教えるより小さな成功をほめる親です。この場合、子どもは好きなプロ野球選手の打撃フォームをマネしながら、ただバットを当てるという感覚で打っていきます。そしてもっと上手に打ちたいと工夫していくのです。親が教えることは、基本的な技術とタイミングのことだけですから、基本的には自由奔放に打っていくでしょう。
この2人の子ども。まったく同じ球数を打っていたのに、終わった後の反応は、とても対照的になるでしょう。半べそかいて「もうやりたくないよ」と言ってケージから出てくる子どもと、「もう1回やっていい?」と言って笑顔でケージから出てくる子ども。無論、前者が熱血指導を受けた子ども、そして後者が自由にやりたいように練習した子どもなのです。
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