指導の前に
コーチングとは?
コーチングとは、自己表現のために行われる手法で、「その人が行きたいところに連れて行ってあげる」といった意味の言葉。
ティーチングとは、「やり方がわからないその人に、そのやり方を教えてあげる」といった意味の言葉です。
解決方法を、単純に教え込ませるティーチングに対して、コーチングというものは、解決したいと思うその人の意思を最大限に反映した手法です。このようなことから、コーチングとは右脳的な指導法であり、ティーチングとは左脳的な指導法であるといえるでしょう。
つまりコーチングとは、その人が本来もっている能力や可能性を、最大限発揮するための答えを見つけ出すための対話なのです。
コーチングには、つぎの3つのステップがあると考えられています。
●コーチングの3つのステップ
ステップ1:差し迫った目先の問題を解消するための準備
ステップ2:自らで能力を理解し、目標を設定する
ステップ3:目標に対する意欲と情熱に従って、ゴールへと向かう
この3つのステップの中でも、特に大切だといわれるのが、ステップ1とステップ2です。
ステップ1は、その人の目先に何か問題があるとすれば、その問題を整えるサポートをする段階。
そして、ステップ2は、その人が自分のもてる能力を理解し、それに見合った適正な目標を、自発的に立てていってもらう段階だといえるからです。
もし、そこ疑問をもったなら、大人は子どもに対して、おそらく無理だろうと、勝手に決め付けてしまっているだけです。
「子どもだから自分の能力に気付けない」「子どもだから目標を立てることは難しい」、これは完全なる親の勝手な思い込みなのです。
子どもは、自分でこうだと決めた目標には、わき目も振らず突っ走ります。そして、そのエネルギーとなるのが「好きだ」「楽しい」「やりたくて仕方がない」なのです。
親や指導者は、この感情をうまくサポートするすることが必要です。
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