誰もがやっている、間違いだらけの指導法②
何か新しいことに挑戦するときは、誰だってうまくできないものです。そのできなかった体験が引き金となり、子どもは負のスパイラルへと陥ってしまうのです。それを、先ほどバッティング・センターで熱心指導した親を例にしていうと、こういうことになります。
子ども 「うまくできないよ~」
親 「ほら、もっと腰をまわすんだよ」「体を開くな」 間違った指導をする
子ども 「だから、できないよ~」 さらにうまくできない
親 「何をやっているんだ!」 それを叱責する
子ども 「もう、いいや」 やりたくなくなる、自然と苦手意識が生まれる
こうして、最初は楽しいはずだったバッティング・センターでの練習も、つまらないどころか、子どもの苦手意識を増長させてしまうのです。それでは、どのようにすれば、その苦手意識を克服できるのでしょうか。
それは、とても簡単なことです。子どもに、たくさんの成功体験を植え付けてやればいいのです。
子ども 「うまくできないよ~」 でも、たまにうまくいっている
親 「さっきよりうまくできているよ」 うまくいったときを、ほめてあげる
子ども 「こんな感じかな?」 ほめられたときのイメージでやってみる
親 「うん、うん。その調子だぞ」 さらにほめてあげる
子ども 「すごく、楽しいね」 またほめられたので、さらにやりたくなる
親がやるべきことは、小さな成功や成長を見つけ、ほめてやることだけです。子どもにとっては、これがかけがえのない成功体験となるのですから。
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