2011年1月7日金曜日

プロ野球戦力外通告

昨年各球団をクビになった選手は101人。
プロ野球在籍期間は平均約9年・・・29歳。
活躍すれば華やかな舞台。
しかし現実はそう甘くない世界。

各球団は新戦力を獲得するために誰かをクビにしなければならない。
トライアウトもあるが入団が約束出来るほど甘いものでもない。

昨年の大学生就職内定率は過去最低の57.6%
この厳しい社会のなか不安と戦いながら家族のために第二の人生を歩まなくてはならない。

戦力外になった選手は同じことを口にする。
「そんな良い条件で働ける様なところって結構ないだろうし」
「野球がなくなったら社会に対応できるかわからないですよ」
「はっきり言ったら高校でバイトもしたことないし」
「自分アルバイトもしたこともないし」
「人に頭を下げたこともないし」

今までがむしゃらに頑張ってきて地元では有名な選手で将来を有望され野球では自信に満ち溢れていたはず、それを取り除かれたらこんな弱々しい印象を受けてしまいます。

「やっぱり野球に関わった仕事しか自分でもないんだろうなっていうのは思いますね」
「他の職業を経験してないのでここでこの世界でしか働けないんですよ」
「やり残したことがあったとしても、その世界に戻れないでしょって」
「いずれ来るんだ!早いか遅いか」

野球を経験した選手なら必ず夢見るプロ野球選手。
しかしその可能性は砂を握り手から零れ落ち残った少ない量。
そこから一流選手が出る可能性はさらに低い。

こんな社会だからこそ少年野球を通じて人間形成を築いていかなければならない。
ここは日本。
アメリカやヨーロッパではない。
挨拶出来ない人間、心使いや気遣いがない人間は社会では通用しません。

リーダーシップの取れる人間。
監督としてこだわるところです。

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