2017年7月4日火曜日

対象選手の親は、必ずチェックされる


某日○ハム球団

今、スカウトを務めているのは、ほとんどが現在の親の姿に違和感を覚えている世代。判断する人の基準に自分たちを合わせないと、価値観はいつまでたっても平行線のまま交わることはない。

当然のことながら、スカウトは対象選手の親は必ずチェックする。ときにはネット裏から応援席に場所を移して、どんな親なのか見に行く。

「子供への愛嬢があるのはいいことだと思います。親の愛情は大事。ただ、そこには謙虚さがあるかとか、自分の立場を理解できているかということが出てくる。親の感覚が非常に重要だということです。
例えば、子供が中心選手だったとして、親御さんも派手に中心選手みたいな態度をとっていたらそれは違いますよね。親がそういう感覚ということは、子供にもそういう感覚があるだろうということになる。置かれた立場を考えて、外から見られたらどういうふうに映るのか。そういう感覚を持てる人かは重要ですね。
数年前に騒がれた投手の親は、自ら持ちかけてインタビューを受けるようなことがあった。あれには嫌悪感を抱きますよね。自分が主役でない。観客の一部だということを理解しているかどうか。あの姿を見て、その投手は推せなくなりました。それと、息子が投手だと他の父兄が応援しているのに、自分だけその集団から離れてネット裏のいい席でビデオを回しているようなケースもある。そういうのもどうなのかなと。」

こういった親の言動以外にも、スカウトの共通認識として、「男の子は母親の骨格を受け継ぐことが多い」というものがあるため、母親の体格や骨格はチェックされるスカウトが見ているのはプレーだけではない。野球場やグラウンドにいる限り、どこかで見られているかもしれないと意識することが大事だ。

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