2011年7月15日金曜日

運動能力を高める

野球とは関係ないトレーニングや練習をしますねと言われることがあります。
今まで特に説明をしていませんでしたが、どうして監督はそういうことをするかほんの一部紹介しましょう。


小学生には様々な動きを

人間は体全体が均一に成長するわけでなく、年代によって成長する部分に差があります。

その特性を上手に考えることで、最終的には運動能力の優れた選手へと成長することができます。

小学生は、脳と体を結びつける神経細胞が発達します。

遊びや運動を通して、バランス感覚・リズム感・敏捷性などが発達していきます。

特に小学生高学年はゴールデンエイジと呼ばれ、様々な運動をどんどん吸収して自分のものにできてしまう時期です。

しかし、ここで大切なのは、同じ動きばかり繰り返すことではなく、多種多様な動きを通じて、運動の神経回路を張り巡らせることです。


小学生のうちに同じ動きばかりを反復させると、神経回路の発達にムラができ、年齢が進んでより専門性や応用性が求められる様々な動きの習得がしづらくなる可能性が指摘されています。

確かに、まだ周囲の子供がそれほど練習を積んでいない中で、一人だけ繰り返し同じ動きを反復すると、その時点では周囲の子よりも上手に特定の動きができるようになります。

しかし、あまりにも過度に同じ動きを繰り返すことは、逆にその子の将来の可能性を狭めることになることになるかもしれないのです。

小学生は、興味がどんどん移り変わりますので、子供が楽しく運動ができるように、鬼ごっこからボール遊び、なわとびなど、短時間でどんどん運動の種類を変化させてあげるといいでしょう。

様々な動きをすることで、脳と体を結びつける神経回路が体中に張り巡らされていき、その事が将来より高度な技術を習得しやすくなることにつながり、子供の将来性を伸ばすことになるのです。


私は目先の結果ではなく将来を見ています。なので目先の結果を望むと良くないことが分かると思います。
結果を出したから良い指導者、結果を出さないから悪い指導者ではないこと。

まずは野球を好きになって欲しい。
練習に行くのが、試合に出るのが苦痛になってはいけません。

指導者の指導力と父兄のフォローがとても大事になります。


誰もが勝てば気持ちがいいものですが欲が強すぎると間違った方向へと向かってしまいます。

北見市野球連盟少年野球部規約にも目的はアマチュアスポーツとして正しい少年野球を学童全般に普及し、少年の健全育成を図るとともに、野球を通じてより多くの少年達が、友情をつちかい、正しいマナーとルールを学び、体力・技術の向上を図る。と記載されてます。

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