目標を言葉にするとき、「~しよう!」というポジティブな言葉を使うか、「~するな!」というネガティブな言葉を使うかで、選手の行動が変わってくるものです。
ポジティブとは積極的であるさま。
ネガティブとは否定的なさま、消極的。
学童野球の現場で、ある実験を行いました。
20名を10名ずつの2班に分けて、A班には「絶対エラーをするな!」とクギを刺し、B班には「思い切ってボールを捕ろう!」と指示。
そして、ボールを選手が捕れるか捕れないかギリギリのところに転がし、ゴロを捕る練習をしました。ここで観察するのは、エラーするかしないかではなく、ボールに向かう姿勢です。
すると、B班の選手のほうがA班の選手よりも平均で約2歩分、ボールを追う歩数が多かったのです。
毎日この練習をしたとして、どちらが上達すると思いますか?
もちろん、B班ですね。
1ヵ月、半年、1年と練習を重ねるほど、その「2歩分の積極性」が実力の差となって現れることは言うまでもありません。
なので子供たちに対する怒声や罵声のマイナスな言葉の掛け方は意味をなしません。
0 件のコメント:
コメントを投稿