もっと前に出会いたかった1冊です。
ぜひ、現役高校生の親、中学生以下の球児の親御さんに読んで欲しいです。
うちの子は勉強なんていいから、なにがなんでもプロ野球選手になるんだ!
という熱い気持ちをもった大人は見ない方がいいと思います。( ´艸`)
レギュラーになってほしい、
甲子園に出場してほしい、
野球で有名大学に行ってほしい、
プロ野球選手になってほしい……
誰もが願う親の「当たり前」と、
野球界の「当たり前」とは
大きなズレがある。
正しいお碗の持ち方を知ってますか?
高校生でもこんな当たり前のことができない人がいるのです。
できなくても直すのは簡単です。正しい持ち方を教えてあげれば、1秒で直せます。
ところが、多くの子供が10年以上その持ち方に慣れてしまっているため多くの子供がもとの持ち方に戻ってしまっている。正しい持ち方に違和感があるため。
字を書く姿勢はおかしくないですか?
その時点でその子は勉強できないことがわかります。
なぜなら、そんな苦しい姿勢のままでは、30分も持たないからです。
この机に向かう姿勢も、教えてあげれば1秒で直すことができます。
野球はスポーツの中でもっとも難しい競技のひとつだと言われています。
そんな難しいことにチャレンジしようというのに、たった1秒で直すことすらできない人が、根気強く取り組めるでしょうか。ちょっと練習したとしても、すぐにそれまでの自分のやり方に戻ってしまうでしょう。
たった1秒でできることすらやらない、やろうとしない人は絶対に伸びません。
それはその子が悪いわけではありません。放置してきた親が悪いのです。
親に根気がないのですから、子供に根気があるはずがありません。
できないのは子供のせいでなく、親のせいなのです。
中学3年生まで楽な方に流れる習慣のついた子供が、高校生になって野球部に入ったからといって、新しいやり方に取り組もうとするでしょうか。根気強くチャレンジするでしょうか。
指導者のせいにする前に、自分を見直してみてください。
親が成長すれば、必ず子供は成長します。