帝京大学ラグビー部 監督
岩出 雅之
ラグビーとトイレ掃除、どんな関係が
ラグビーは15人のチームがパスをつなぎながらトライを目指す
お互いの肉体をぶつけ合う過酷なスポーツ
大会5連覇
なぜ強い
練習を真面目にしている
違う
尊敬のジャージ
形はない
寮生活144名
大きい寮が3つ
寮は3人一部屋で生活
試合中もプレー途切れた短い時間を使い近くの3人が集まり意思疏通、作戦を軌道修正する
これが帝京ラグビーの特徴
会計、ボール、夜食鍋、採血等144人全員が様々な役割をこなしながら、さらに大学の授業や課題と忙しい日々を送っている
監督が望んでいたある変化が起きた
誰も何もお願いしていないのにやつていることがある
掃除
みんなの役に立ちたいから
チームのために率先して何かをしている部員に対し感謝の心を表す方法を考えた
尊敬のジャージを贈ること
off the ball
ボールを持っていない状態
ボールを持っていないときのサポートプレーや意識がチームの強さを象徴する
小さなゴミを掃除を丁寧にすることの大切さ、そういうことをやれる選手が最終的には粘り強さ、心の強さを発揮でき良い人間にもなれる
選手一人ひとりが強い心を育み、それをお互いが認め合う
その証が尊敬のジャージ
尊敬のジャージはお金で買えない
脈々と受け継がれている
尊敬のジャージを着用できる人
その意味は
選手同士が尊敬し合うだけでなく、指導者も選手を尊敬することが大切
認める力を持つことで相手を尊重する
弱くても、力がなくても相手の存在を上げてあげる
掃除が人の心が見える
尊敬できる姿を見つけよう
相手を見守る、たたえる、大切にする
お互いが尊重しあえる関係が本当の尊敬のジャージ