ビジネスとスポーツ
どちらとも組織運営や人材育成が必要である
負けが続くと、人は自信を失う
まずは選手に自信を持たせることを意識すること
練習で良かったプレーについては
『いまのは良かった』
『あなたたちはできるんだよ』と褒め、自信の裏付けをしていくことを心掛ける
会社の上司と部下の関係のように、注意された相手が自信をなくしたりすることがあるのなら
それは相手の受け止め方次第であり
『同じチームの人を下手にしようとはだれも思っていないから』
『ポジティブに受け取ることが大事だよ』とたびたび言い、選手たちから信頼を得ること
チームスポーツで勝ち続けるには組織力が重要であるが、まず徹底的に選手個々のレベルアップを図り、それぞれに与えられた責任をきちんと分かってもらうことが大事である
そうして初めてチームが一つにまとまるものではないか
何も全員が同じようなスキルを持つように育てる必要はなく、他人に負けない特別な技能を、
アピールポイントとして磨いてもいい
選手が自分で感じて、もがいて、苦しんで技術などをつかみ取る過程を大事にしてしてほしい
『こうしたら痛い目にあうからね』
と教えても、痛みの程度がどのくらいなのか、教えられた本人は分からない
教えた方がいい部分と、そうでない部分を考えずにすべて答えを言ってしまうようでは、選手は育たないし、トップには立てない
選手同士の意識の変化・・・
ミスをしても『いいよ、いいよ』と励まし合っており
『仲良しこよしのチームはいらない』
流れを変えてしまうミスなど、ドンマイでは済まされない局面も多く、妥協は許してはいけないところは、いちいち監督やコーチは指摘するのではなく、自分たちで引き締めていかなければならない
言い合うこと・・・
そこ年齢や経験の差は関係ない
会社で言えば、部下が上司に物申すような話だが、かえってチームの和が乱れるのでは?
若手もベテランも責任の重さは同じであり、現に弱いところは集中的に狙われる
仲良しこよしのチームは、いざという時に崩れやすい
勝つためには、お互いに言い合える環境づくりは絶対に必要である
ただし、どんなにけんかしようと、グランドから一歩外に出ればすべてリセット
何もなかったことにする
自分のやることがすべて正しいと思ってことはなく、監督に物申せないコーチやスタッフなんていらない
指導や考え方について感想を聞き、コミュニケーションを取ること
組織の面では全員が自分の意見を持ち、はっきりと口にできる土壌ができている点であり、
何か質問された時に
『前に答えた人と同じです』という回答は、無責任と見なされる
自分を前に出す部分がないと試合には勝てない
自分が絶対に譲れないと考えている部分については、引くべきではない
指揮官の場合、考えが毎回ぶれていたらスタッフも選手も困ってしまう
譲れる部分がたくさんあっても良いけれど、絶対にぶれない部分を持つことがリーダーには欠かせない
選手たちの可能性を心の底から信じること
教えることに熱意を持て、教えられることに謙虚であれ
組織の力を最大限に引き出すリーダーの作法は、スポーツも経営も同じである